前回、科目Bに戻り、二分木・木構造の探索方法を整理しました。今回は、①に戻り、OSの管理機能の続きとして「ファイルシステムとディレクトリ構造」を整理します。
ファイルシステムとは
ファイルシステムとは、補助記憶装置(HDD・SSDなど)の中で、データを「ファイル」という単位で管理するための仕組みのことです。
以前整理した補助記憶装置は、あくまで「データを記録する装置」でした。その装置の中で、どこに何のデータがあるかを整理し、名前をつけて管理できるようにしているのが、ファイルシステムの役割です。
ディレクトリ構造とは
ディレクトリ構造とは、ファイルを整理するための「フォルダ(ディレクトリ)」を、階層的に組み立てていく仕組みのことです。
一番上の階層を「ルートディレクトリ」と呼び、その下に、目的ごとにディレクトリを作り、さらにその中にファイルやサブディレクトリを置いていく、という形で、木構造のように枝分かれしながら整理されています。以前整理した木構造の考え方が、ここでもそのまま活きてくる形です。
パスの表し方
ファイルの場所を示す方法として、「絶対パス」と「相対パス」という考え方があります。
- 絶対パス:ルートディレクトリから、目的のファイルまでの道筋をすべて書き表す方法
- 相対パス:今いる場所(カレントディレクトリ)を基準にして、目的のファイルまでの道筋を書き表す方法
絶対パスは、どこから見ても同じ場所を指すのに対して、相対パスは、今いる場所によって指す先が変わる、という違いがあります。科目Aでは、この違いを踏まえて、実際のパス表記を読み解く問題が出題されます。
ディレクトリの移動を表す記号
パスの表記には、次のような記号がよく使われます。
- .(ピリオド1つ):現在のディレクトリを表す
- ..(ピリオド2つ):1つ上のディレクトリを表す
- /(スラッシュ):ディレクトリの区切りを表す
「..」を使って、1つ上の階層に戻りながらパスを組み立てる問題は、頭の中だけで追うと迷いやすいため、実際に階層図を描きながら、今どの位置にいるかを確認するようにしています。
学習してみた感想
ファイルシステムとディレクトリ構造は、普段パソコンでフォルダを操作している感覚と結びつけやすく、比較的スムーズに理解できました。ただ、絶対パスと相対パスの違いや、「..」を使った移動は、感覚だけで答えると間違えやすいので、階層図を描いて確認する習慣を大事にしたいと思います。
次回は、ネットワークの基礎(OSI参照モデル・TCP/IP)を整理します。
