前回、②に戻り、ハッシュ表の仕組みと衝突対策を整理しました。今回は、①に戻り、ネットワークの基礎の続きとして「主要プロトコル」を整理します。
プロトコルとは
プロトコルとは、コンピュータどうしが通信するときに、あらかじめ決めておく「約束事」のことです。以前整理したOSI参照モデル・TCP/IPの各階層で、実際にどんな約束事(プロトコル)が使われているかを知ることで、通信の中身がより具体的にイメージできるようになります。
HTTP:Webページを見るための約束事
HTTPは、Webブラウザとサーバーの間で、Webページのデータをやり取りするためのプロトコルです。普段、Webサイトのアドレスの先頭についている「http」や「https」は、このプロトコルを使っていることを表しています。「https」は、HTTPに暗号化の仕組みを組み合わせたもので、安全性が高められています。
DNS:名前とアドレスを結びつける約束事
以前整理したIPアドレスは、数字の羅列で分かりにくいため、普段はドメイン名(例:example.com のような文字列)でWebサイトにアクセスしています。DNSは、このドメイン名を、対応するIPアドレスに変換してくれるプロトコルです。
「名前を聞いたら、住所を教えてくれる仕組み」とイメージすると分かりやすく、以前整理したIPアドレスの知識と、そのままつながる内容です。
DHCP:IPアドレスを自動的に割り当てる約束事
DHCPは、ネットワークに接続した機器に対して、自動的にIPアドレスを割り当てるためのプロトコルです。
以前は、IPアドレスを手動で設定する必要がありましたが、DHCPを使うことで、機器をネットワークにつなぐだけで、自動的に使えるIPアドレスが割り当てられるようになっています。
その他、覚えておきたいプロトコル
科目Aでは、このほかにも次のようなプロトコルがよく出題されます。
- SMTP・POP・IMAP:メールの送受信に関するプロトコル
- FTP:ファイルを転送するためのプロトコル
- SSH:離れた場所にあるコンピュータに、安全に接続するためのプロトコル
覚え方の工夫
プロトコルの種類が増えてくると、名前だけでは混同しやすくなります。自分は、「Webを見る:HTTP」「名前を調べる:DNS」「住所を自動でもらう:DHCP」「メールを送る:SMTP」というように、それぞれを日常のどんな場面で使われているかと結びつけて覚えるようにしています。
学習してみた感想
プロトコルは数が多く、最初は名前を覚えるだけで精一杯でしたが、「自分が普段どの場面でそれを使っているか」を考えながら整理したことで、単なる暗号のような名前の羅列ではなく、実感を伴って理解できるようになりました。
次回は、セキュリティの基礎(暗号化・認証・アクセス制御)を整理します。
